The changing same

 
 

関東平野に沿って東京の郊外から山間部へと至る一帯をロードトリップし記録しているプロジェクト。2020年の東京オリンピックを目前にして、再開発が進む東京都心とは対照的に時代に取り残され

荒廃したバブル時代の遺物、近代化の名の下に乱開発され環境が破壊されたままの鉱山跡地、公共工事として現在も進行中のダムの開発の様子などをロードトリップしながら記録している。

制作において、西部開拓期から、ウォーカー・エバンスらによるFSA、ソーシャルランドスケープ、ニュートポグラフィックス、ニューカラーへと至るアメリカドキュメンタリー写真の系譜がもつ批評性を

参照している。これらの人工と自然の境界的な地域を地質や地理的な観点のみならず、 都市と地方の格差、 経済におけるグローバリゼーションと政治におけるナショナリズムという二重化した問題、ポスト・トゥルースとよばれる今日的な社会的状況を視野に入れながら考察し制作を進めている。